ブログに記事を無断で転載、男性を逮捕

ブログに記事を無断で転載、男性を逮捕 | 著作権侵害事件 | ACCS
とのこと。
具体的にどんなことをやっていたのかわかりませんが、記事の無断転載が刑事事件になるのはそれなりに悪質だったということなんでしょうか。
ただ、こういった事件がきっかけとなって、無断転載か引用かという作法が整備されていけばいいのですが、節度を守った引用についてまでだめ出しするような風潮になると残念な感じになります。ACCSさんが、この記事を出しているのはそういう、雰囲気作りの一貫ということなんでしょうけど・・・
過去にも無断転載等については、いくつか話が上がっているようです。
【著作権】引用・転載複製・改変・著作権上の認められた行為とは? - 引用・転載... - Yahoo!知恵袋
ブログでサイトの写真を引用したものを見ますが、サイトに引用、… - 人力検索はてな
などなど。他にも検索するといろいろ出てきますね。
一番わかりやすかったのが、これ。法の条文を跨いだ内容を、引用と転載についてまとめてあり、実用的ですね。
http://www.medbooks.or.jp/forauthor/QUOT-2.html
重要なのは、引用するときは、引用のルールを守りましょうって事ですね。
ただ、一覧を見ていて思ったのは、結果的にでも引用先をdisるような使い方はしない方がよいと思います。

ACCSの関連サイトで

違法鴨ってのがあるみたいですね。
http://www.ihokamo.net/copyright_quotation.html
ACCSさんといえば、この話の利害関係代表団体のようなところなわけですから、サイトURL内にあってもいいと思うんですが、
ググったら出てこなかったのですが、別ドメインで運営しているっぽい?
違法鴨のトップページ、文字化けしているのは私だけ?

切り抜き系のWebサービスとか

切り抜き系と書きましたが、記事の引用ということで仮に、「クリップ」と呼んでみます。サービス毎に呼び名や手法が違うのですが・・・
ブログ記事などをクリップして回覧するWebサービスがありますね。

  • 自主的に切り抜きたい部分を指定してクリップするもの
  • URL指定だけでクリップするもの
  • RSSをクリップするもの。

これらに共通するのは、成果物ベースでみると、ユーザの意見がほとんど、あるいは全く入っていないものが多いですね。
すると、引用の概念からは厳密には外れてしまうかも。
ただ、これらの表示されている状態が、明らかに引用したものと分かり、収集されたコレクションという、言外の意味付けがされているのでその部分でかなりカバーされているような感じですね。あるいは、実害がないため放置されているという見方の方が普通でしょうか。
ただ、検索エンジンによる引用などについても各種議論になっていますね。書籍全文検索の議論もおもしろいです。
切り抜き系のWebサービス、業界団体に訴えられるぐらいになったら一人前かも。