朝食はブートストラップだ

wktkな月曜日の朝食だった。
贅沢で上質な朝食といえばフォーティファイブでのヘルシーブレックファーストなどを思いがちだけれど、それは、たまの休日に楽しみで贅沢するようなイメージ。自分が朝食に求めるのは、普通で、日々継続することができ、1日分キッカリのエネルギーを与えてくれる食べものと空間と時間。エネルギー=モチベーションと言い変えてもいいかもしれない。
今日は神奈川県の湘南カントリー倶楽部。
きれいに調度されたレストランのフロア全体に広がる大きな窓からは、ゴルフの競技性を追求した広大なフィールドが見て取れる。ゴルフ競技の特性上、練習グリーン、本グリーンともにミリ単位でカット長が合わせられており、ほぼ同時刻にかられているため見た目にも美しい。海に近い日本のゴルフ場の特徴としてすばらしい数の松が並んでおり、低農薬で維持するために松と芝の管理は隅々まで行き届いている様子。朝露が眩しく心地よい。
レストランからは練習グリーン上のプレーヤーの様子が見える。自分のスタート時刻が来るまでの間どのように過ごすか、その真剣な思いには緊張感と静けさが同居している。
レストランで朝食をとる選手は多くはないから、そこでは静かで落ち着いた時間を過ごすことができる。豪華な食材も過度なホスピタビリティも必要ない。気分を害さない程度に整った食事でありさえすればいい。今日の朝食はその意味ではありきたりで、それでいて個々の食材は丁寧に注意深く作られており、ただそこにある、普通の、普通さがよかった。ゴルフは自分に対して非常に多くの示唆を与えてくれる。ゴルフ場で朝食をとりながら思索するとき、とても落ち着いてものを考えられる。そしてそれらは、とてもプライベートな資産を自分の中に積み重ねているように感じながら。

赤坂とか

なんだかんだで、赤坂近辺の開発案件は多い。だから、IT系のブログやつぶやきでも六本木・赤坂の飲食店の紹介が多いような気がする。電源が借りられる店も増えてきたので、そういうところからの書き込みは多い。残念ながら、今日、朝食をとったゴルフ場で、その場でノートを開くのはあまりにも場違いだったし、なによりe-mobileがつながらなかったので、こんな夜になって食後感を書いている。
いや、仮にそこに電源があり無線LANが完備であっても、ネットには繋がないかもしれない。それは、朝食を大事にするからとか、ゴルフ場の雰囲気を大事にするとか、そういう話ではなくて、過去にKOOTSの抹茶黒蜜ラテを新品のノートPCにこぼしてしまい、単にキーボードが貼りついて戻らなくなっただけなのに、分解ほぼ不可能で、べらぼうな修理代をとられたトラウマとか、そういうつまらない理由だけれども。いや、ほんとに乳+糖には気をつけてください。
個人的には、開発案件の最中、お気に入りの店を決めたら、とにかく通い詰める。そういう習慣の中でペースがつかめてきて、崩れかけたペースを取り戻すきっかけを作れる。できれば景色がよくて静かなところ、もしくは落ち着いた音楽を流していてくれるところが好み。
バカは高いところが好きなんていうけれども、まぁ、個人的にはやっぱり高層階が好きかな。

朝食はブートストラップだ

人によっては、朝っぱらからもくもく開発するみたいですね。
僕の場合、朝食の位置づけはブートストラップ。前日までにソースコードにぐりぐり入り込んだ神経をグローバルなところまでほどき直して解放する、そんな時間。このルールさえ曲げなければ、デスマーチも怖くない。そんな気がする。