ギミックの誘惑

やりたいことと、ベースになっている技術に隔たりがある場合、つい黒魔術的なギミックで解決する誘惑にかられてしまう。
その時は、「われ発見せり」てな感じでちょっとした愉悦感を味わってしまうのだけれど、後になってみるととても恥ずかしく思えることがほとんど。
ところが、CMSとかブログとか工数削減のために既存のプロダクトを利用するとプロダクトが用意した拡張ポイントだけでは不足していたり、合理的でない場合などそういうギミックが必要になることが少なくない。
黒魔術でもなんでもいいので、一旦実装して、あとから自然な設計はどうなんだろうと考える。その時、廃棄するコードは無駄になる。その量はバカにならない。書き捨てたコード量が、統計的な判断力の糧にはなってくれればいいと慰めつつ。